アンティグア・バーブーダは二院制の議会制度を採用しています。下院の選挙区はアンティグア島に16区、バーブーダ島に1区あります。有権者は秘密投票で選挙区の候補者を1人選びます。一方、上院議員17人は選挙ではなく任命によって選ばれます。内訳は、首相の推薦による10人、野党党首の推薦による4人、総督の裁量による1人、バーブーダ評議会の推薦による1人、首相の推薦によるバーブーダ代表1人です。議会は最初の会期から最長5年間存続でき、解散後3か月以内に総選挙が行われます。 アンティグア・バーブーダ選挙委員会(ABEC)は、有権者登録、選挙の運営、投票所職員の配置、有権者への情報提供を担います。選挙管理官が日々の実務を担当し、総督は選挙令状の発行、議会の解散、上院議員の任命を行います。英連邦加盟国の市民で、18歳以上、アンティグア・バーブーダに合法的に居住し、該当する選挙区に少なくとも6か月住んでいる人は登録できます。登録は随時受け付けており、申請には出生証明書または洗礼証明書、帰化証明書、パスポート、写真付き運転免許証などを使用できます。投票には有権者登録カードが必要です。2023年の英連邦選挙監視団報告によると、カードの再発行料は東カリブ・ドル(EC$)100でした。確認した資料では登録料は見つかりませんでした。 下院議員候補者になるには、市民権、21歳以上であること、アンティグア・バーブーダに少なくとも12か月居住していること、英語を読む十分な能力が必要です。立候補届には推薦人1人、推薦支持者1人、選挙区内の登録有権者8人、書面による同意、EC$500の供託金が必要です。投票所では職員が有権者カードと写真付き身分証明書を照合し、名簿に印を付け、消えないインクを使用します。2026年の総選挙では投票時間は06:00から18:00までで、18:00の時点で列に並んでいた有権者も投票できました。期日前投票はありませんでした。視覚障害のある人、投票が困難な人、高齢者は支援を受けられますが、障害のある人への対応は投票所によって一様ではありません。 投票後、職員は投票箱を封印し、選挙区の開票所へ運びます。選挙区選挙管理責任者は政党代理人と監視員の立ち会いのもとで投票箱を開けて票を数え、選挙区の当選者を発表します。不正または違法な選挙活動については、選挙裁判所に選挙申立てを行うことができます。2026年4月30日時点で登録者は63,313人、投票者は39,515人、投票率は62.4%でした。アンティグア・バーブーダ労働党は15議席を獲得し、統一進歩党とバーブーダ人民運動はそれぞれ1議席を獲得しました。2026年3月16日のセント・フィリップ北選挙区補欠選挙では、アンティグア・バーブーダ労働党のランディ・ボルティモアが当選しました。 バーブーダ島には、別個の地方選挙制度を設けるバーブーダ評議会があります。選挙で選ばれる評議会議員は9人で、国会議員と上院議員が職権上の議員として加わります。評議会議員の任期は4年で、選挙は2年ごとの3月に行われます。国会で代表を得る主な方法は、引き続き国政の選挙区選挙です。選挙区の境界は以前から見直しが必要とされており、2023年の英連邦選挙監視団は選挙運動資金の規制が不十分だと指摘しました。
アンティグア・バーブーダにおける選挙
アンティグア・バーブーダの選挙では、小選挙区から下院議員17人を選びます。最多得票者が選挙区で当選する単純小選挙区制を採用しています。首相は別個に選出されず、総督が下院で多数派の支持を得る議員を任命します。
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