ジンバブエの自然管理は一つの中央機関ではなく、複数の機関が担う政府主導の制度である。環境・気候・野生生物省は生物多様性、野生生物、漁業、林業の国家政策を定める。ジンバブエ公園野生生物管理庁(ZPWMA)は、保護地域、野生生物行政、調査、法執行、保全教育、地域保全、問題動物管理を担当する。環境管理庁(EMA)は環境評価と環境情報を規制する。林業委員会は、国土のおよそ0.8%を占める官報指定の在来林を含む森林を管理・保全する。 憲法第73条は、健康や福祉を害さない環境への権利を保障する。生態系保全、天然資源の持続可能な利用、環境情報への公衆アクセス、重要な事業・計画への参加、環境正義へのアクセスも支える。公園野生生物法は、国立公園、植物保護区・植物園、サンクチュアリ、サファリ区域、レクリエーション公園を定める。ZPWMAの国立公園には、チマニマニ、チザリラ、ゴナレジョウ、ワンゲ、カズマ・パン、マナ・プールズ、マトボ、マトゥサドナ、ニャンガ、ビクトリア滝、ザンベジがある。 景観の違いは大きい。ニャンガ周辺の東部高地には標高2,592メートルのニャンガニ山、落差762メートルのムタラジ滝があり、300種を超える鳥類が記録されている。チマニマニは約17,110ヘクタールで、アフロ山地林、重要野鳥生息地、植物分類群2,182、固有分類群74を含む。ワンゲは約14,650平方キロメートルで、サバンナ草原、チーク・モパネ林が広がり、哺乳類約100種、鳥類約400種近くを支える。ザンベジとマナ・プールズ地域には河川、氾濫原、河畔林があり、約2,196平方キロメートルのマナ・プールズにはカバ、ワニ、ゾウを支える4つの水たまりがある。ゴナレジョウは南東部の低地に約5,000平方キロメートル広がり、国境をまたぐ保全地域であるグレート・リンポポ越境保全地域に位置する。マトボは約424平方キロメートルの花崗岩丘陵・河川谷で、多様な樹木・草本とサイ、セーブル、ヒョウ、クロワシの生息地で知られる。 野生生物、魚、特別保護植物は公園野生生物法と関連法令により管理される。特別保護動物、狩猟、罠、輸出入規則などが含まれる。許可には条件が付され、拒否、取消、変更される場合があり、通常は譲渡できない。野生生物や在来植物を採取する一般的な私的権利はない。保護地域内外で違法採取、密猟、野生生物取引が取り締まられる。絶滅のおそれのある野生動植物の国際取引に関する条約(CITES)は国際取引に適用され、ジンバブエは1981年に加盟した。ZPWMAは一般許可、輸出入許可、関連免許を扱うが、取引許可の料金・処理期間は当局に確認する必要がある。 公園野生生物法第85条では、官報告示で免除された水域を除き、釣りには通常許可が必要。管轄機関は魚種、数量、その他の条件を定め、報告を求める場合がある。標準的に認められる漁具は、単針3本までの竿または手釣り、トラウト用毛針、あるいは単針・二本針・三本針を最大3本備える一般的ルアー。爆発物、銃器、化学薬品、毒物、ジギング器具、電気器具は禁止。ジンバブエ国立釣り人連合加盟団体には一括許可が利用できる場合があるが、チマニマニとローズ・インヤンガ水域は対象外。 森林利用には林業委員会の別経路があり、林産物の移動・輸出許可、共同体土地での林産物採取意図の通知、煙道・直火乾燥用薪の免許、更新・再発行申請などがある。公表書式からは統一料金・処理期間を確認できない。ダム、灌漑、林業、住宅開発、鉱山、採石場、発電、観光施設、廃棄物施設、給水など、自然に影響し得る事業は、実施前にEMAの環境・社会影響評価証明書を要する。手続きは事業概要書から始まり、登録コンサルタントによる全面評価に進む場合がある。審査期間は60営業日、審査料は事業区分に応じ事業費の0.8%、1%、1.2%で、証明書は2年間有効。四半期ごとの進捗報告が必要。未着工の場合、期限の6か月前に更新申請を行う。公表された最低更新期間は1か月。1年間の延長料は253.58米ドルで、インターバンクレートによるジンバブエ・ドル払いとされる。 訪問者はZimParksポータルで国籍・居住区分、身分証、日程を選び、宿泊と入場を予約する。ジンバブエ人はジンバブエ・ドル、それ以外の区分は米ドルで請求される。現金、Visa、Mastercard、EcoCash、Zimswitchで支払える。予約番号をゲートで提示する。国内予約は72時間、国際予約は7営業日保留され、全額前払いが必要。標準チェックインは14時、チェックアウトは10時。18時までに現れない場合、再貸出しとなり予約を失うことがある。車両入場料は別料金。0~6歳は入場料無料、6~12歳は保全料50%割引、学校団体割引があり、連続7泊は10%割引の対象になり得る。多くの自炊施設には柵がないため、ドア・窓を閉め、食料で野生生物を引き寄せない。予約FAQと利用条件で取消時の結果が異なるため、支払前に適用条件を確認する。ニャンガの掲載例では、地元訪問者5米ドル、地域訪問者8米ドル、海外訪問者10米ドルの保全料・車両入場料が示されるが、公園、宿泊施設、季節、国籍で料金は異なる。 自然災害・危険には草地火災、鉄砲水、危険な野生生物、滑りやすい岩、一部地域のマラリアリスクがある。ZPWMAによると、毎年約100万ヘクタールの森林・草地が火災で失われており、啓発、防火帯、砂利の防火道路、指定地域での計画的な早期焼却を実施する。チマニマニでは雨季の河岸キャンプを避け、高所を利用する。公園の警告対象には、子連れのゾウ・サイ、カバ、ワニ、ライオンなどがある。地形・野生生物の危険が増す場所では、山歩きのガイド利用が推奨される。 人と野生生物の衝突はZPWMAの問題動物管理経路で報告できる。地域保全地域は、地域住民所有地、放牧地、漁業管理と生計を結びつける。CAMPFIRE(先住資源のための共同体地域管理プログラム)は、保護地域外で地域社会、地方議会、伝統的指導者をつなぐ。引用されたゾウ管理事例では収益の55%を地域社会、41%を地方議会、4%をCAMPFIRE協会に配分したが、これは全国一律の権利ではない。ゴナレジョウでは地方議会・地域社会に対応を依頼でき、計画上は捕獲または移送を優先し、殺処分は絶対的な最終手段とする。 ZPWMAは学校・地域事業を運営し、200校超の野生生物クラブと、レンジャーが同行するジュニア・レンジャーを支援する。ジンバブエ野生生物保全研究所は専門訓練を提供するが、確認できる情報では入学要件・料金は不明。ZPWMA一般問い合わせは+263 8677707627、問題動物管理は0779 393 908、狩猟問い合わせは0774 362 632、CITES許可は0712 965 945、EMAはregistry@ema.co.zwまたは+263 8677 006 244、林業委員会はinfo@forestry.co.zwまたは+263 4 498436-9。
ジンバブエにおける自然
ジンバブエの自然には山地、森林、サバンナ、河川、湿地、野生生物、天然資源が含まれ、複数の公的機関が管理する。保護地域は約500万ヘクタール、国土のおよそ13%を占め、野生生物保全と地域主体の管理が制度の柱となる。立入、釣り、森林利用、開発、野生生物取引には、それぞれ異なる許可、安全規則、環境管理が適用される。
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