労働法典(Labour Act)は、セントルシアでの従属的な労働の大半に適用されます。家事労働、在宅労働、見習い、パートタイム、臨時、期間限定、季節労働、独立請負業者ではない従属請負業者や歩合労働を含みます。国王に属する機関や公務員の雇用には一般に別の規則が適用されますが、労働法典の一部の規定が適用されることもあります。 雇用主は仕事開始後14日以内に契約条件を書面で示し、署名済みの写しを労働者に渡す必要があります。契約書には、当事者、期間、試用期間、賃金と支払い方法、支払間隔、労働時間と休息、休暇、産休、雇用終了の規則、年金または国民保険公社の手続き、研修を記載します。契約によって法定の雇用基準を下げることはできません。契約には、期間の定めがないもの、有期のもの、特定業務のものがあります。通常継続する職務について、有期契約または業務契約での継続勤務が2年を超えると、原則として期間の定めのない契約になります。 試用期間は通常12週間を超えられませんが、当事者が合意すれば別です。試用期間中は、いずれの当事者も随時雇用を終了でき、公正解雇に関する法定規則は試用期間後と同じようには適用されません。 通常の労働時間は、時間外労働を除き原則として週40時間、食事休憩を除いて1日8時間が上限です。一部の労働時間上限は管理職に適用されません。接客・宿泊業では週40時間を超える場合がありますが、時間外労働を除き2週間で80時間が上限です。労働者は、6日以内の連続勤務後に少なくとも24時間の週休を取り、5時間を超えて連続勤務した後は少なくとも1時間の食事休憩を取る必要があります。時間外労働には合意が必要で、通常賃金の少なくとも1.5倍で支払われます。日曜、祝日、交替制労働者の休日勤務には、通常賃金の少なくとも2倍が適用されるのが一般的です。代休を合意することもできます。祝日の勤務には通常、本人の同意と時間外賃金が必要ですが、接客・宿泊、不可欠な農業、連続交替制、緊急事態、保護サービスには例外があります。 賃金の支払期間は、日ごと、週ごと、隔週、月ごとにできます。2024年労働(最低賃金)命令は2024年10月1日から適用され、時給6.52 EC$または月額1,131 EC$の最低賃金を定めています。時間外手当、サービス料の分配分、歩合、賞与、利益分配は最低賃金に含まれません。それまでのより高い賃金は保護されます。雇用主は賃金・雇用記録を少なくとも6年間保管してください。最終賃金は雇用終了時に直ちに、遅くとも7日以内に支払う必要があります。 継続勤務が少なくとも6か月に達すると、病気休暇中の賃金を受け取る資格が生じます。欠勤が2日を超える場合は3日目から医師の証明書が必要です。最初の2日間は通常賃金で支払われ、その後は国民保険公社の給付分を差し引いた通常賃金が、連続した就労不能について最長3か月支払われます。年次休暇は勤続12か月ごとに発生し、勤続5年以下は14労働日、5年超は21労働日です。休暇は発生後6か月以内に取るのが原則です。雇用主は少なくとも7日前に通知してください。祝日、病気休暇、産休は年次休暇に算入できません。年次休暇中に行われた解雇通知は無効です。 産休は少なくとも13週間で、通常は出産前6週間以上、出産後6週間以上を含みます。国民保険公社の給付を受けられる場合があります。勤続18か月未満の労働者、または日雇い、パートタイム、季節労働者で勤務日数が150日未満の人は、6週間の無給産休を取得でき、復職の権利も保有します。 強制労働は禁止されています。人種、肌の色、性別、宗教、国籍・民族・社会的出自、政治的意見または所属、年齢、障害、重大な家族責任、妊娠、婚姻状況、HIV/AIDS、労働組合活動などを理由とする差別は禁止されています。男女には同一価値労働に対する同一賃金が必要です。セクシュアル・ハラスメントは違法な性差別です。妊娠中は有害な作業からの保護が必要となる場合があり、職務の調整や代替業務の提供を含みます。 雇用主は安全で健康的かつ安心できる職場、適切な設備と保護具、指導、監督を提供し、毎年の労働安全衛生方針を整備しなければなりません。死亡事故は速やかに報告してください。1日を超える就労不能を伴う事故は4日以内に労働省に報告し、該当する場合は安全委員会または代表者、労働組合、国民保険公社にも報告します。労働者は差し迫った重大な危険のある作業を拒否でき、報復から保護されます。労働省は5営業日以内に安全上の問題について判断するものとされ、その審査中も通常賃金または割増賃金が継続します。違反には最大10,000 EC$の罰金が科されることがあります。 許可された学校休暇中の軽作業を除き、最低就学年齢に達しない子どもの雇用は禁止されています。13歳を超える子どもは、労働コミッショナーの命令のもとで軽作業のみ従事できます。教育、安全、健康、道徳的・社会的発達を脅かす仕事は若年労働者に禁止されています。芸術公演には大臣の許可が必要ですが、承認された研修、職場体験、地域活動、慈善活動には別の規則が適用される場合があります。 外国人は一般に、有効な就労許可または免除が必要です。申請は所定の用紙と手数料を添えて大臣に提出します。許可は条件付きまたは無条件の場合があります。必要な許可なしで働くと、最大5,000 EC$の罰金または最長1年の拘禁となる可能性があります。労働者は求められたとき、または3日以内に許可証を提示しなければならず、提示しない場合には別の罰則があります。 労働者は労働組合を結成・加入し、加入しないことを選び、適法な組合活動に参加し、職場委員を務めることができます。雇用主は、組合への加入を左右する目的で脅したり、不利益を与えたり、利益を提供したりしてはなりません。組合員として良好な状態にある労働者の過半数を代表する組合は、労働コミッショナーに団体交渉代表としての認証を申請できます。雇用主は通常21日以内に回答し、認証は原則60日以内に完了します。認証された組合は交渉単位の唯一の交渉代表となり、雇用主と誠実に交渉します。労働協約は書面で署名し、期間と紛争手続きを記載して労働コミッショナーに提出します。 個人の紛争は通常、労働審判所に直接の管轄がある場合を除き、労働コミッショナーへの申立てから始まります。コミッショナーは審理または非公式調査を行い、審理から6週間以内に書面の決定を出すべきです。当事者は6週間以内に労働審判所の審査を求めることができます。申立てから6週間を過ぎても決定が出ない場合、審判所へ付託できることがあります。労働審判所は証人の召喚、書類の提出要求、関連資料の検査、救済命令や裁定を行えます。集団紛争は通常、労働コミッショナー、調停、必要に応じて大臣による仲介を通じて進みます。基幹サービスには、ストライキ、ロックアウト、その他の労働争議行為を制限する特別規則が適用される場合があります。 雇用終了には通常、能力、業績、行為、人員整理に関する正当な理由と公正な手続きが必要です。重大な不正行為は予告なしの即時解雇を正当化する場合がありますが、通常は問題の指摘、回答の機会、審理を含む公正な手続きが必要です。法律上の代理人が利用できる場合もあります。差別、妊娠・産休、組合の権利、一時的な病気やけが、HIVに関する認識、公的義務、安全上の理由による拒否、保護された労働争議行為、申立てや訴訟手続きに関連する解雇は、不当解雇となる場合があります。雇用主の行為を理由に労働者が退職した場合、黙示の解雇に当たることがあります。 雇用主からの予告期間は、勤続12週を超え2年未満なら1週間、2年以上5年未満なら2週間、5年以上10年未満なら4週間、10年を超える場合は6週間です。労働者からの予告は、勤続12週を超え5年未満なら1週間、5年以上なら2週間です。予告に代わる支払いが認められる場合があります。人員整理では、雇用主は認定労働組合または影響を受ける労働者、労働コミッショナーと協議し、情報を提供する必要があります。人員整理手当は原則として勤続2年以上で発生します。勤続1~3年は完了した各年につき賃金1週間分、3年超~7年までは各年につき2週間分、7年超は各年につき3週間分です。計算に用いる週給は、直近の週給または350 EC$のうち低い方です。12週間以上のレイオフは一般に人員整理とみなされますが、季節的な接客・宿泊業には例外があります。2シーズン連続で再雇用されない場合は、適用規則に従って雇用が終了することがあります。
セントルシアの労働法
セントルシアの労働法は主に労働法典が定め、雇用契約、労働時間、賃金、休暇、職場の安全、労働者の代表、紛争、雇用終了に関する規則を置いています。一般に、家事、パートタイム、臨時、季節労働、見習いを含む民間部門の労働者が対象です。現行最低賃金は時給6.52 EC$または月額1,131 EC$で、時間外手当など複数の支払いは算入されません。
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