職業(occupation)は人が従事する仕事を指し、専門職(profession)は通常、定められた知識、技能、経験、登録を要します。現地では、技能職、工芸職人、熟練労働者、技術者、準専門職、専門職などの言葉が使われます。日常的には区分が重なることもありますが、就業要件は異なります。規制対象の専門職では登録や免許が必要な場合がありますが、多くの技能職やインフォーマルな職業では、実務能力、雇用主の評価、徒弟経験などが重視されます。 主な経路には、正式な高等教育、技術・職業教育訓練(technical and vocational education and training)、雇用主による訓練、徒弟制度、伝統的な親方職人のもとでの徒弟訓練、技能試験、技能資格証、既得技能の認定、外国資格の審査があります。ガンビア大学など認定を受けた教育機関は、高等教育への進学経路を支えます。ガンビア技術訓練機関の従来の経路は、技能訓練・起業大学への移行期にあります。公立・私立の技術教育機関は各地域で同じように利用できるわけではなく、都市部と農村部、地方自治体区域の間でアクセスに差があります。 国家認定・質保証機関(National Accreditation and Quality Assurance Authority、NAQAA)は、国の認定・質保証を担います。学位授与機関、高等教育機関、技術・職業教育機関、講師、評価者、検証者に認可を付与します。また、資格を承認し、国家資格枠組みを監督し、資格と部分資格の基準を定め、既得技能の認定や単位移行を支援し、外国資格を審査します。認定された専門職団体や技能職人を含む記録も管理しています。既得技能の認定によって、すでに身につけた能力を証明しやすくなる場合がありますが、評価方法、期間、費用は関係する教育機関や当局によって異なります。外国資格の審査も個別に行われます。 高等教育・研究・科学技術省、NAQAA、貿易・産業・地域統合・雇用省、労働局、公務員委員会、各分野の評議会は、それぞれ役割が異なります。公務への応募では通常、職位に必要な最低資格を定める該当の職務要件規程(Scheme of Service)に従います。応募には資格証明、出生証明、推薦状が必要な場合があります。公務員委員会は公務員の採用、研修、懲戒を担当します。教職などの公務への応募では、基礎・中等教育省の応募ポータルと公務員規則の両方が使われることもあります。 一部の分野では専門職登録が必要です。ガンビア医師・歯科医師評議会(Medical and Dental Council of The Gambia)は医師と歯科医師を規制しています。申請に、基礎資格、職務経験、登録証または適正登録証明書、パスポート、雇用主の採用意思、手数料が必要な場合があります。看護・助産評議会は学業記録を確認し、登録、資格証、業務免許を発行します。業務免許は毎年更新されますが、専門資格証に有効期限はありません。2024年のガンビアの免許料金表では、第一段階がD2,000、第二段階がD1,500でした。法律実務は法務評議会が規制します。ガンビア法科大学院の法廷弁護士養成課程(Bar Professional Training Course)は、ガンビア法曹界への登録に進むための課程です。ほかの分野にも、独自の専門職団体、登録規則、分野別評議会がある場合があります。 2023年労働法は、職場の責務に技能や安全作業訓練を結びつけています。雇用主は、法令で定められる場合に無料で安全器具を提供し、義務がある場合は職場を登録しなければなりません。従業員が5人以上の雇用主は、雇用開始日まで、遅くとも14労働日以内に、雇用条件を書面で提示しなければなりません。条件には職名、職務、賃金、労働時間、試用期間、予告期間、休暇、病気休暇、年金の詳細が含まれます。同法は労働組合を結成する自由を守り、性別、人種、出身、宗教、障害、政治的見解などに基づく差別を禁止しています。有給の産休6か月、有給の育児休暇10労働日を定めています。病気休暇と年次休暇は、適用される合同産業評議会の取り決め、労働協約、または雇用契約に従います。通常の定年は60歳ですが、契約でそれ以降の年齢を定めることができます。障害のある労働者は、残存能力がある限り、昇進と雇用継続の権利を保持し、再訓練が必要な場合は雇用主が費用を負担します。 認定済みの課程に基づく徒弟制度には、法的な根拠があります。2023年労働法では、免除または代替措置がない限り、適格な徒弟1人につき従業員10人を標準比率とします。徒弟契約は書面でも口頭でもよく、雇用主には徒弟を雇用し、訓練を行う義務があります。訓練中の賃金は、徒弟がそれまで受け取っていた賃金を下回ってはなりません。担当当局は訓練の質を検査できます。能力を身につけた従業員は、当局または試験機関に技能資格証を申請できます。国家徒弟政策案は2026年時点でまだ検証中であり、施行済みの法律として扱うべきではありません。 職業構造を見ると、正式な資格制度だけでは就業経路の違いを説明できないことが分かります。2022~23年ガンビア労働力調査では、サービス・販売従事者が雇用の32.6%、工芸・関連技能職が17.5%、熟練農林水産従事者が17.0%、単純職が13.8%、専門職が6.8%、機械オペレーター・組立工が5.5%、技術者・準専門職が3.1%、管理職が2.2%、事務支援職が1.0%、軍職が0.4%でした。これは調査に基づく職業別の構成比であり、現在の求人順位ではありません。職業教育はサービス、販売、工芸の仕事に、高等教育のディプロマなどは専門職に、より多く結びつく傾向があります。専門職に就いた人のうち、高等教育から入った人は46.3%、ディプロマ取得者は43.8%と調査で記録されました。 卸売・小売業と自動車修理業が産業部門の26.2%を占め、農林水産業が21.0%、建設業が10.7%、製造業が9.1%、宿泊・飲食サービス業が6.0%、運輸・倉庫業が5.6%、教育が4.6%でした。経済全体では、サービス業が57.5%、工業が21.2%、農業が21.0%を占めます。インフォーマル部門の雇用は全体の62.8%、インフォーマルな雇用は79.4%でした。農業の96.4%はインフォーマルであり、自営業者はインフォーマル部門の雇用の69.0%を占めていました。女性はサービス・販売従事者の45.8%、熟練農林水産従事者の25.4%、工芸職の4.8%を占め、管理職の29.7%が女性でした。これらの数字は構造的な差を示すもので、個人が就ける職業を制限するものではありません。 インフォーマルな仕事は、正式な資格がない場合の入口になり得ますが、社会保障が弱く、能力を証明する書類が他の雇用主に通用しにくいことがあります。研修や登録の費用、都市部に集中した教育機関、限られた雇用機会、性別による職業分離、書類不足、過去の経験を証明する難しさも就業を制限する場合があります。賃金、訓練期間、登録料、評価費用は、職種、教育機関、雇用主、専門職評議会によって異なります。ガンビアのすべての職業に適用される一律の料金、期間、賃金はありません。経路を比較するときは、必要な資格水準、認定状況、実務訓練、登録要件、総費用、所在地、見込まれる労働条件、資格が雇用主や公的機関に認められるかを確認してください。
ガンビアの職業と仕事
ガンビアの職業には、正式な職業、熟練技能職、工芸、技術職、公務、インフォーマルな生計活動が含まれます。高等教育、技術・職業教育訓練、雇用主による訓練、徒弟制度、技能試験、既得技能の認定などから就業を目指せます。制度は公式、非公式、インフォーマルな経路に分かれており、雇用の大半はインフォーマルです。就業機会は資格、登録、居住地、性別、雇用慣行、職業に免許が必要かどうかによって異なります。
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