モンテネグロのペットに関する規則は、犬、飼い猫、エキゾチックバードや観賞用の鳥、小型げっ歯類、テラリウムや水槽で飼育する動物、その他の伴侶動物を対象とします。国の法的枠組みには動物福祉法(Zakon o zaštiti dobrobiti životinja)と獣医法(Zakon o veterinarstvu)が含まれます。調査対象となった公的資料では、引き続きこれらの法律が適用されています。新しい福祉法は2025–2026年に予定されていましたが、入手可能な調査資料では成立が確認されていません。 動物の飼育責任者は一般にdržalacと呼ばれます。その責任には、種、品種、性別、年齢、行動、健康状態に適した飼育環境、食べ物、水、衛生、休息、保護場所を用意し、痛み、けが、避けられるストレスを防ぐことが含まれます。動物がけがをしたり病気になったり、難産になったりした場合は獣医師による診療が必要です。繁殖は管理しなければならず、管理されていない出産による子の世話の費用は飼育責任者が負担します。公共の場所の排泄物は取り除く必要があります。遺棄、虐待、正当な理由のない殺処分、攻撃的な訓練、動物同士の闘争は禁止されています。 可能な場合は、登録販売施設または登録飼育者から動物を迎えてください。販売者には、訓練を受けた職員を配置し、書面で飼育方法を案内し、販売記録を保管する義務があります。16歳未満の購入者には、親または保護者の同意が必要です。譲渡を完了する前に、動物の出所、マイクロチップ、パスポート、狂犬病予防接種の状況を確認してください。繁殖用の雌が3頭以上いる商業繁殖には、登録繁殖施設(odgajivačnica)が必要です。犬の訓練は登録施設で行わなければなりません。 モンテネグロで生まれた犬と猫には、出生後90日以内、最初のウイルス予防接種時、または母親のもとを離れる前のうち、該当する最も早い時点までに、恒久的なマイクロチップを装着する必要があります。チップはISO 11784/11785に適合しなければなりません。恒久的な個体識別がない状態で輸入された犬や猫は、入国後15日以内にチップを装着する必要があります。犬は法令遵守のため、個体識別、登録、狂犬病予防接種、飼育責任者の確認も必要です。Registar kućnih ljubimaca(モンテネグロのペット登録簿)のパスポートと登録手続きは、認可を受けた獣医機関または獣医診療所が扱います。 現行のUBHVFPの指針では、通常、生後3か月を超える犬と猫に狂犬病予防接種が必要で、原則として年1回です。通常の予防接種や獣医サービスの費用は飼育責任者が支払います。通常の獣医療、マイクロチップ、パスポートに関する全国一律の料金表は、確認されていません。犬の取得、販売、贈与、紛失、死亡その他記録上の変更は、14日以内に認可獣医師へ届け出てください。パスポートと登録情報は、現在の飼育責任者と動物の状況に一致させてください。 自治体の規則で、リード、排泄物の処理、公共の場所への立ち入り、迷惑行為の管理について追加要件が定められる場合があります。例えばコトルでは、リードと清掃用具の携帯を求め、特定の公共の場所への立ち入りを制限しており、執行は自治体警察(Komunalna policija)が担います。ポドゴリツァでは2026年に新たな地域決定が施行されていました。これらの例は全国共通規則を示すものではないため、動物を飼う自治体の条例を確認してください。 法令は危険犬を別に扱っています。該当する犬には、正当な理由のない攻撃でけがをさせた犬、番犬、指定された品種とその混血犬、闘犬として訓練された犬が含まれます。飼育責任者は成人でなければならず、犬には不妊・去勢手術、医療、訓練が必要です。目につく「危険な犬」(OPASAN PAS)の警告表示を備えた安全な囲いも必要です。公共の場所ではリードを付け、口輪を装着し、常時直接管理しなければなりません。16歳未満の人が引くことはできません。危険犬の繁殖は禁止されています。 動物の寄宿施設はpansionと呼ばれます。pansionまたはシェルターは、獣医衛生上の条件を満たし、訓練を受けた職員を雇用し、動物の健康を守らなければなりません。pansionは書面契約を使い、受け入れ前に健康と予防接種の証明を求める必要があります。UBHVFPは、販売施設、繁殖施設、訓練施設、寄宿施設、シェルター、グルーミング施設、動物輸送業者の登録簿を管理しています。公的なシェルター登録簿は2026年7月21日に更新されました。 ペットが迷子になった場合、飼育責任者はシェルターに届け出ます。拾得者もシェルターに通知します。シェルターは通報を受け付け、自治体と収容を調整し、受け入れと獣医診療を行い、飼育責任者を捜し、動物を登録し、可能であれば譲渡を手配します。飼育責任者が判明した場合、シェルター費用はその人が負担します。飼育責任者が分からない場合、現行の枠組みでは自治体が負担します。収容後15日以内に飼育責任者は動物を引き取ることができます。その期間後に譲渡が可能となり、現行法文では、30日以内に譲渡先や他の保護先が見つからない場合の安楽死が認められています。この法的可能性があっても、遺棄が合法になるわけではありません。 飼い主からの任意の引き取り依頼は、主に登録シェルター、自治体、または非政府組織(NVO)を通じて地域ごとに調整されます。全国一律の引き取り窓口があるとは確認されていません。動物を引き渡す前に、地域のシェルターまたは自治体に収容余力、受け入れ条件、料金、待機期間があるか尋ねてください。合意した受け入れなしに、公共の場所やシェルターに動物を置き去りにしないでください。 地域によって受け入れ能力には大きな差があります。国の犬の個体数対策プログラムは、個体識別と登録、繁殖管理、シェルター、自治体計画、責任ある飼育に重点を置いています。確認できた2021–2024年の最終公的状況報告では、25の地方自治体のうち計画があったのは9自治体にとどまり、60%を超える自治体で計画がありませんでした。バールには、最大100頭の犬を収容するスペース、猫用区画、後の受け入れ・不妊去勢・譲渡計画を備えた地域シェルターの例がありますが、全国の標準的な収容能力とみなすことはできません。ポドゴリツァの2026年不妊・去勢手術補助金は、ペットパスポートとマイクロチップで所有を証明できる成人住民に限定され、最大3頭を対象とし、パスポートと獣医師の仮請求書を必要とし、申請期間は30日でした。自治体の補助金や資金提供の条件は、それぞれの制度によって異なります。 モンテネグロから欧州連合へ非商業目的で移動する場合、モンテネグロは2026年6月19日から付属書IIに掲載されました。規則変更により、EUへ渡航する犬、猫、フェレットには狂犬病抗体価検査が不要になりました。ただし、狂犬病予防接種より前のマイクロチップ装着、生後12週以降の狂犬病予防接種、初回接種後少なくとも21日の待機期間は引き続き必要です。公的獣医師が発行するEU動物衛生証明書は通常、到着前10日以内に発行されたものでなければならず、渡航者は署名済みの非商業目的申告書も必要です。原則としてEUの旅行者入国地点から入国し、連れて行ける動物は最大5頭です。5頭を超える場合は、行事、展示会、競技会、スポーツまたは訓練への参加証明が必要で、すべての動物が6か月齢を超えていなければなりません。フィンランド、アイルランド、マルタ、ノルウェー、北アイルランドに入国する犬には、入国前24~120時間以内のエキノコックス治療も必要です。モンテネグロに入国する場合は、目的地と渡航形態に適用される現行のパスポート、証明書、国境手続きを確認してください。2016年の古い規則文には抗体価検査要件が残っていますが、2026年のUBHVFP通知以降、EUへ渡航する場合の根拠として優先されるものではありません。
モンテネグロのペット
モンテネグロでペットを飼うには、合法な入手先から迎え、必要な場合は個体識別と予防接種を受けさせ、日々適切に世話をし、国と自治体の規則を守る必要があります。犬と猫には、個体識別、パスポート、狂犬病に関する明確な要件があります。地域の規則では、リード、排泄物、立ち入り、迷惑行為について追加の管理が定められています。シェルター、獣医団体、自治体、登録民間事業者はそれぞれ異なる役割を担い、迷子動物や飼育放棄の受け入れ体制は地域によってばらつきがあります。
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